2012年4月19日
東京国立博物館
株式会社電通国際情報サービス
クウジット株式会社


東京国立博物館、ISID、クウジット
ITでより豊かな鑑賞体験の創出を目指す 「トーハクなび共同研究プロジェクト」を発足
〜Android向け博物館ガイド『トーハクなび』アプリを本日公開〜

東京国立博物館と株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)、クウジット株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長: 末吉隆彦、以下クウジット)は、位置情報などのIT技術の活用により東京国立博物館における鑑賞体験をより深めることを目的に、「トーハクなび共同研究プロジェクト」を発足し、本日よりAndroidスマートフォン向け博物館ガイド『トーハクなび』アプリを無料で一般公開します。

「トーハクなび共同研究プロジェクト」は、東京国立博物館の監修のもと、位置測位やセンシングなど様々なユビキタス関連技術を活用して未来の街づくりに向けた実証実験に取り組むISIDと、独自のAR(拡張現実感)技術や位置推定技術を用いたサービスを展開するクウジットが協力し、先端のIT技術を活用することにより、来館者へのより一層豊かな鑑賞体験の提供を目指すプロジェクトです。若年層だけでなく幅広い層に使用いただけるよう、また博物館に足をお運びいただく人々のすそ野を広げられるよう取り組んでいきます。プロジェクト期間は2013年3月末までの1年間を予定しており、本日公開する『トーハクなび』アプリを通じて、先端のIT技術を身近に体験しながら展示品の鑑賞を楽しめる機能を、順次提供してまいります。


スタンプラリー画面

『トーハクなび』アプリは、昨年1月から4月の間、東京国立博物館にて貸出サービスとして実施した位置連動型博物館ガイド『とーはくナビ(2011年度グッドデザイン賞受賞)』をベースとして、博物館の総合文化展を巡る5つの見学コースを収録しています。 本日Androidマーケット上で公開する初回配布版には、館内回遊を促す施策としてスタンプラリー機能を搭載しており、館内指定の3箇所をまわると自動的にデジタルスタンプが取得され、全て集めると、『トーハクなび』オリジナルのノベルティをプレゼントする仕組みになっています。今後は、位置情報と連動した情報の配信や、新たな体験型コンテンツなど、ユーザーにとって最も心地よい情報の受け方や時間の過ごし方を考察しながら、来館者の豊かな鑑賞体験をデザインしていく予定です。

■Androidアプリ『トーハクなび』初回配布版の主な機能:

  1. 『トーハクなび』アプリは、東京国立博物館の総合文化展を鑑賞するために5つのコースおよびスタンプラリーを収録。
    来館者は滞在予定時間や興味に合わせ、以下のコースの選択が可能です。
    「建物めぐりコース(30分)」 「日本美術入門コース(30分)」 「日本美術の流れコース(45分)」
    「スペシャルコンテンツコース(45分)」 「法隆寺宝物館鑑賞コース(30分)」
  2. 上記コースのうち「日本美術入門コース」「日本美術の流れコース」では、来館者の位置に応じて自動的にガイドが再生されます。
  3. スタンプラリーでは、指定の3箇所をまわると来館者の位置に応じて自動的にデジタルスタンプを取得、3つ集まると『トーハクなび』オリジナルのノベルティ(同館所蔵の風神雷神図屏風をモチーフとした缶バッジ)がプレゼントされます。

■ 開発役割分担:

コンテンツ監修: 東京国立博物館
企画・開発: 株式会社電通国際情報サービス、クウジット株式会社
コンテンツ制作協力: 株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所
デザイン: 長谷川 踏太(TOMATO)

■東京国立博物館、ISID、クウジットからのコメント:
東京国立博物館博物館教育課長の今井敦は、下記のように述べています。 「『トーハクなび』は、東京国立博物館の総合文化展(平常展)のビギナー向けに、はじめての『トーハク』体験がより充実したものとなるように考えて作りました。古美術鑑賞の入口として、ぜひお気軽にご利用ください。」

ISID執行役員オープンイノベーション研究所長の渡邊信彦は、下記のように述べています。 「文化財や絵画などもいまやネットで簡単に閲覧できる時代ですが、作品が醸す空気感や歴史の重みはネットでは感じることができません。ITを使ってリアルの体験を豊かにすることができたら、より多くの人に、これまで以上に鑑賞を楽しんでもらえるはず、と私たちは考えています。このプロジェクトを通じて、ISIDが研究を進める様々な先端技術を、国立博物館という歴史的価値のきわめて高いコンテンツと組み合わせて提供することにより、実際に博物館を訪れる多くの方々にどのようなサービスが受け入れられ、楽しんで頂けるのかを検証してまいります。思いきり楽しんでアプリを使っていただければ幸いです。」

クウジット代表取締役社長の末吉隆彦は、下記のように述べています。
「昨年実施した位置連動型博物館ガイドの貸出サービスでは、数多くの幅広い年齢層の方々に体験いただき、その中でも、博物館へ初めて、もしくは数年ぶりに来館された方々が半数以上を占め、たいへん好評いただきました。『トーハクなび』共同研究プロジェクトでは、クウジットの持つ位置情報やセンシング技術、体験型コンテンツ制作の経験やノウハウを通して、今後文化施設での継続的なIT技術の活用・支援の関わり方を同時に模索していければと考えています。クウジットは、今後もリアルとネットをつなぐ技術で、わくわくするような新しいユーザー体験価値を提案、創造してまいります。」

皆様のご来場をお待ちしております。

以上


東京国立博物館 広報室 TEL:03-3822-1302  メールアドレス: pr@tnm.jp
株式会社電通国際情報サービス 経営企画室 広報担当 TEL:03-6713-6100 メールアドレス: g-pr@isid.co.jp
クウジット株式会社 広報 メールアドレス:

(参考情報)

【「トーハクなび共同研究プロジェクト」について】
■ プロジェクトサイト: URL: http://webarchives.tnm.jp/archives/contents/23

【『トーハクなび』アプリの概要】  詳細 URL: http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1467

■期間: 2012年4月19日(木)~2013年3月31日(日)
■場所: 東京国立博物館
東京都台東区上野公園13-9 ( http://www.tnm.jp/ )
■対象: 東京国立博物館 入館者
※コンテンツは、東京国立博物館内での鑑賞体験を想定し制作されていますが、アプリケーションは、現地でなくとも起動し、利用できます
■料金: 無料
※但し、当日の入館料は必要。東京国立博物館の入館料(総合文化展): 一般600円、大学生400円、高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料
■対象端末: Androidスマートフォン端末(一部、動作に制約のある機種もございます。)
■アプリダウンロード方法: Androidマーケットから「トーハクなび」を検索し、ダウンロードしてください (291.7MB)。

■ 『とーはくナビ』画面イメージ

 
  
スタート画面    コース選択画面

【株式会社電通国際情報サービス(ISID)について】 http://www.isid.co.jp/
1975年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供しています。2011 年4 月に設置したオープンイノベーション研究所では、実験段階にあるものも含めた様々な先端技術の実用化に向けて、企業や教育機関などと協働し、技術研究やサービス開発に取り組んでいます。2011年8月には位置・空間連動型サービス分野でクウジット株式会社と業務・資本提携を行いました。

【クウジット株式会社について】 http://www.koozyt.com/
「PlaceEngine」技術を開発したソニーコンピュータサイエンス研究所のメンバーが中心となり2007年7月に設立されました。リアルとネットをつなぐユニークな技術で、人の行動や体験をデザインし、社会に貢献することを目指しています。「PlaceEngine」技術のライセンス提供、行動デザインメディア「GnG(GET and GO)」、および場所や空間に連動した情報配信サービスやAR技術ソリューションの企画・開発・運営を行っています。

※「Android」はグーグルインコーポレイテッドの商標または登録商標です。
※「PlaceEngine」および「ロケーション・アンプ」は、クウジット株式会社の登録商標です。
※「PlaceEngine」は、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所が開発し、クウジット株式会社がライセンスを行っている技術です。
※その他の社名、商品名は、各社の登録商標または商標です。